STAR

私が営業マンとして勤務していた頃、人間関係のしがらみや仕事内容への不満から逃げ出したくなり転職したことがあります。まだ、若かったので、人間のしがらみや仕事への不満等、どこにでも、ごくありふれたものとして存在する事がわからずにいました。
「もっといい人がどこかにいるはず」「もっといい仕事がどこかにあるはず」

昔の私の様にそのような理想を信じて、恋人や職場を次々に変えてしまう人がいます。いわゆる「青い鳥症候群」です。
メーテルリンクの「青い鳥」では、思い出の国を探そうが、未来の国を探そうが、探し求めている青い鳥はいなかった。青い鳥(幸せ)は、もともと自分のいた世界の中にいたという話です。

幸せな人は、どんな場所にいても幸せを感じられます。
ところが、不幸せな人は、どんな場所にいても不幸せなままです。
どこかに100%の理想の恋人がいるとか、理想の場所があるなどと考えるのは、単なる幻想です。そういう事を信じている人はなかなか幸せになれません。
カナダにあるブリティシュ・コロンビア大学のマイケル・ハーリングは、18歳から54歳までの76組の夫婦を調査し、100%の思想を求める、いわゆる完璧主義者の人ほど、結婚生活に不満を感じやすい事が判明しました。
完璧な人などいないのに、それを求めていたら、いつまでも幸せにはなれません。
「私は、100%自分の理想の人に出会わなければ、お付き合いもしないし、結婚もしない」と頑なに決めている人がいるとしましょう。そういう人は、自分の周囲には、いい人が溢れていることにも気づきません。素敵な人からアプローチされても、それを拒絶してしまう。これでは、なかなか幸せにはなれません。

「この人は、100点ではないけど、それでもいいところがいっぱいある!」
「理想の職場とは言えないけど、それでもいい人がたくさんいる!」

そのような考え方をしたほうが、私たちは幸せになれるのです。
私は、決して全てを妥協してください、諦めてください、絶望して下さい、と言っているのではありません。もう少しだけ現実的になったほうが自分自身が幸せになれるということです。
特に若い人に多いのですが、理想にこだわりすぎるのは危険です。
もう少し柔軟に物事考えましょう。理想にこだわりすぎると、不幸への道をまっしぐらに突き進むことになってしまう可能性が非常に高いからです。