★自慢話ではなく、失敗談を話題のネタにしよう!!
これをネタにすれば、確実に相手は喜ぶという、とっておきの会話のネタがあります。
それは、自分の失敗談です。(自虐ネタと混合してしまう方がいらっしゃいますが失敗談はあくまでも自分の体験、経験からくる失敗で笑いを取ります。自分を卑下する自虐ネタとは全くの別物です。個人的には自虐ネタは自分自身の容姿や性格等を卑下するネガティブな内容で笑いを取ろうとする為、聞き手も笑うべきなのか判断に迷う事もありますのでお勧めしません。)
私たちには、醜い心があるので、他人の不幸を聞くのはとても楽しいのです。他の人が「株で大損してしまった」「失恋してしまった」と話しているのを聞くと、相手は「それは大変だったね」と慰めの言葉をかけてくれる一方で、「自分はそんな風にならなくてよかった」と胸をなでおろし、ほくそ笑むでしょう。
「他人の不幸は蜜の味」とはよく言ったもので、私たちは、他の人が不幸になっていくのを見たり、聞いたりするのが基本的には好きです。(家族、親友は除く)
テレビのワイドショーでは、芸能人やタレントの不幸話ばかり「誰かが離婚した、不倫した、逮捕された」が取り上げられているのは、人がもともと他人の不幸が大好きだからです。しかし、ついつい私たちは、自分の事、恋愛の事、会社の事を自慢したくなってしまいますが、そんな話を聞かされても、相手は面白くもなんともないのです。
「私の恋人は、雑誌モデルの経験がある美人なんだ」、「今度、出世する事になった」などと話しても、相手はただ自慢話を聞かされているだけで、つまらないのです。米国ウェイク・フォレスト大学のマーク・レアリーが、どういう会話をする人が相手を退屈させるのかについて調べたところ、自分の話(特に自慢話)ばかりする人が、もっとも退屈させてしまうことが明らかにされました。
皆さん自身の幸せな話などは、相手は聞きたくないのです。
だから、失敗談を話題のネタにしましょう。そうすれば、相手は喜んで聞いてくれます。
「恋人に振られた」「今度、降格する事になった」そういう話をすれば、相手は会話に乗ってきてくれます。
もしも、皆さんが人を退屈させてしまう事の多いタイプだとしたら、きっと自慢めいた話ばかりをしているのではないでしょうか、自問自答してみて下さい。